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2013年に芦屋市立美術博物館で開催された『浮世絵の名品に見る「青」の変遷 春信・歌麿の露草青 写楽の藍 北斎のベルリンブルー』の図録です。
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ソフトカバー:131 自伝 自伝 ページ
寸法:22.6 自伝 x 2.2 x
■ 28.0 cm
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学術的要素もある発行部数の少ない希少な図録です。
フライヤーも一緒に保管していました。ほとんど傷みや汚れのない美品です。
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✯私の出品を分類してご覧いただけます。
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#図録_アート作品集_ミルク
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展覧会紹介より
墨摺版画として発祥した浮世絵版画は、はじめ紅絵と称されるように赤系統の着彩が主で、青色はほとんど使用されませんでした。本格的な多色摺版画の錦絵を始めた鈴木春信によって浮世絵に青色の彩色がなされるようになりました。春信は露草青とよばれる爽やかな青色の彩色を人々の衣装や、河川の描写に使用しました。しかし、植物系の色絵具である露草青は保存に難点があり、光に弱く退色しやすいため、現在の春信の作品に見ることはできません。
その後、役者絵で有名な東洲斎写楽の活躍期、寛政6(1794)年頃から、藍という鮮明な淡青色が使用されるようになりました。この藍は退色せず、現在も多くの浮世絵の名品でみることができます。ただし藍は大量生産が困難であり、水に溶けないことから、版画の制作上、ぼかしなどを表現することが困難でした。
そこで、新たに登場するのがベルリンブルーという青色絵具です。1704年(日本では宝永元年)、ベルリンで発見された万年筆の青インクに類似した化合物で、水によく溶け、光や酸化にも耐えうる優れた性質の絵具です。その色調は澄明で、淡い水色から深い濃紺色まで美麗に着彩でき、空や海、川などの青色の描画に適しています。まさに、葛飾北斎の「凱風快晴」や「神奈川沖浪裏」は、このベルリンブルーを使用した先駆的な傑作です。
露草青から藍、そしてベルリンブルーへと使用される青色絵具の変遷は、浮世絵師にとって芸術性を極める努力の結晶といえます。これまでベルリンブルーが使用される画期については、北斎の作品から紹介される機会がありましたが、本展では特に鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重などの名品から、青色絵具の変遷を一貫してご紹介し、浮世絵のもつ魅力に迫ります。
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商品の情報
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